こんにちは。トリプルバリューの本間です。
この記事では、エンゲージメントカードをプレイした方々にエンゲージメントカードを利用して良かった点やプレイしたエピソードなどをまとめています。
今回のゲストは高校の英語教師であるエリックさんです!
本日はよろしくお願いします!
初めまして。エリックです。よろしくお願いします!
エリックさん プロフィール
●常翔学園中学校・高等学校
●特進系コース長 英語科教諭・キャリア教育担当
●奈良県生駒市教育委員会 教育委員
●ひふみコーチ認定ファシリテーター for school
●元日本バスケットボール協会公認A級審判
●学内では、外部団体によるキャリアプログラムを数々実施。
●他府県の公立中学校への出前授業を始め、学外でも積極的に活動中。
数年前にフィリピンのセブ島で貧困教育支援活動をしていたときに、カフェの定員につけてもらったイングリッシュネーム
「コロナ禍でクラス仲が深まりづらくて悩んでいる方」や「生徒たちが大切にしている価値観をお互いに知ってほしい」という方はぜひ最後まで読んでみて下さい!
①「多種多様な生徒の価値観を知れる」
本間理央
まずは、何故ご購入したのかお聞きしてもいいですか?
自分が教員でキャリア教育などの授業をするときに、一方的に講義をするのではなく、生徒同士で対話をする、いわゆるアクティブラーニング型の授業をしていて、主体的で対話的で深い学びを取り入れているので、その中でこのカードを使ったら、より面白い授業になると直観的に思い、購入しました。
本間理央
授業に取り入れるためにご購入されたのですね。エンゲージメントカードはイラストも添えてあり、分かりやすいカードだとは思うのですが、生徒たちは言葉の意味を理解して行えていましたか?
そうですね。本校は中高一貫校で、私は高校の担当ですが、以前に中学校でエンゲージメントカードを使って授業をする機会があり、その時はエンゲージメントカードplus(※)を使用しました。
本間理央
行う相手によって、カードを分けて使用されているんですね。
最初は高校生もplusでやってもらって、問題なさそうであれば、エンゲージメントカードオリジナル(※)を使ってみたりもしています。言葉の意味を見て、生徒が分からない場合は、その言葉は自分の価値観ではないので飛ばして構わないと勝手にルールを決めてやっています(笑)
本間理央
でも、そのルールの方がスムーズに進みそうですね!実際にエンゲージメントカードをどのように活用されているのですか?
クラス内では一年の振り返り、この1年で意識して出来たこと、または難しかったのですが、出来なかったことを振り返り、次年度、どのようなことを意識していくか、ワークシートを用いて行いました。
本間理央
確かに一年の振り返りとしてエンゲージメントカードを使用するのは最適ですね!
その時はどんな雰囲気でプレイされましたか?
前提として、相手を否定しないというルールのもと行い、相手を受け止めて、尊重し合うことを大事にすることで、みんなが話し合える環境を作りました。
大人しい、内向的な子が多いクラスだったので、自分のことを話す事が少し難しかったかもしれませんが、マイナスな感想はありませんでした。
大人しい、内向的な子が多いクラスだったので、自分のことを話す事が少し難しかったかもしれませんが、マイナスな感想はありませんでした。
本間理央
内向的な子ほど、普段の会話だけでは知ることができない部分があると思うのですが、エンゲージメントカードを通して初めて知る部分ってありましたか?
こんなこと思ってたんだとか、意外にこんな価値観があったんだとか、新たな発見は確実にありましたね。
②「保護者間で簡単な自己紹介よりも楽しく互いを知れる」
本間理央
クラス以外ではどのような場面で使用されましたか?
あるクラスの保護者会で実施しました。もともと保護者同士が深くかかわる機会が少ない上に、ワークショップを行ったクラスは、3年間クラスが変わらないので、保護者のコミュニティが変わらないんです。
本間理央
コミュニティが変化しない上に互いを知る機会がないのは、非常に残念ですね。
となれば、一回一回の保護者会がかなり貴重な時間になりますね。
そうなんです。コロナ禍でなかなか集まってもらう機会が少ないなか、以前にたまたま集まってもらう機会があったので、その場で実施しました。すると、自己紹介よりも互いの事を知れて、はるかに良かったという感想を多くいただきました。
本間理央
自己紹介よりもカードゲームでお互いを知れる方が絶対楽しいですよね!
最初の導入部分ではわざと『ゲームをします!!』といって、最後にこのゲームの本質を言うようにしています。すると、気軽にプレイしてもらえるので、自然と保護者同士で対話が生じていき、互いを知る事ができました。
本間理央
会話をするきっかけになりますよね。
プレイ中の雰囲気はどんな感じでしたか?
最初は皆さん真剣に選んでいる様子でしたが、自分に必要がないカードを手放されているのに対して『これ手放すんですね』などの対話が生まれていたので、初対面の方たちと考えれば、非常に温かい雰囲気でプレイすることができましたし、見ているこっちがとても楽しかったです。
③「テーマを変えて、どんな場面でも活用出来る」
本間理央
エンゲージメントカードはもともと、チームビルディングとして開発されたものですが、教師間で実施されたことはありますか?
教員間では新人の先生の研修で『本校で今年から働くうえで大切にしていくことは何ですか』というテーマで、1時間ぐらい実施しました。既に在籍している先生も交じりながら、新人の先生同士で知ってもらったり、我々も新しい先生がどんな方かを少し知る事ができたりしました。
本間理央
エリックさんはエンゲージメントカードを一年の振り返りだったり、初対面でお互いを知るために使用されたりなど、様々な活用をされているのですね。
使えば使うほど思いますが、使い方は無限大にあると思っていて、テーマを何にするかによって、このカードの価値が変化するんです。
状況と場に応じて良質な問いを投げかけてあげることで、議論の質も大幅に変わってくるし、カードの価値が高まります。
本間理央
今まで何度もプレイしてきたエリックさんだからこその発見ですね!
エリックさんはエンゲージメントカードをプレイした感想をお聞きしてもいいですか。
プレイするときの自分の状況や状態がカードに反映されるなって思います。自分が丸裸にされた気分です。
④「今1枚カードを選ぶとしたら?」
本間理央
エリックさんが今1枚カードを選ぶとしたら、なにを選びますか?
そうですね…志・野心ですね。
本間理央
それは何故ですか?
今、やっている仕事の中で、自分のこれまでの経験を最大限に活かせるような仕事と向き合っています。
私はその仕事を絶対やり遂げようと思っていて、今まで「志」はありましたが、エンゲージメントカードをプレイするときは「野心」のカード選びたくなかった自分がいたんです。心には秘めているけれど、それを表に出して言うのは今まで避けていました。
でも、つい最近行った時にこの仕事のことを踏まえて考えると「野心」を出さざるを得ず、選びました。
それぐらい自分の中でこの仕事は大きいし、思いが強いということを実感しました。
その仕事をやり切るためには、さらにモチベーションを上げていかないといけないので、そういった意味でも野心が今の状況に合っているなと思いました。
本間理央
今まで野心を出さなかったのに、今出すということは明確に自分の心の変化が現れていますね。
ちなみに、エンゲージメントカードを今まで実施されてきた中で、印象に残ったエピソードってありますか?
一緒に仕事をしている業者の方で、5歳ぐらい年下の方なんですけど、いろんな部分で波長が合う方で、何回か一緒にプレイしました。そのときにいつも絶対に残るカードがあるんです。
本間理央
それは興味深いですね…。何のカードですか?
ビクトリー(勝利)です。
コミュニケーション力も高いですし、かなり仕事が出来る方で、他の同期の方に負けたくないという気持ちがしっかりしているので、絶対残るのがビクトリー。自分は最初から勝利を目指すということがないので、見ていて面白いです。
本間理央
自分の真髄をしっかり持っている方なのですね。
今後、どのような人にエンゲージメントカードをおすすめしたいですか?
教育現場で子供たちの夢を描いてあげる、ルートをつくっていくためにエンゲージメントカードを使用すべきだと思っているので、もっと教育現場に広げていきたいです。
学生さんにももちろん使ってほしいし、教育にかかわる方たちに使ってもらいたいです。
本間理央
確かに、今までのお話を聞いて非常に教育現場とエンゲージメントカードがマッチしているなと感じました。
エリックさん自身は今後、どのような方とプレイしてみたいですか?
もうどんな方たちかは分かっているんですけど、運営委員会のメンバーや校長先生と二人でやってみたいですね。オフィシャルには時間的になかなかできないかもしれませんが、一部の方でも誘ってみたら、やってくれるかなと思うので、今度誘ってみたいと思います。
本間理央
校長先生と行うのは、勇気がいりそうですね…!
エンゲージメントカードを通して、今後どんな自分になっていきたいですか?
このカードと出会ったことでさらに人生が面白くなりました!まさに、ワクワークで仕事を仕事と思っていません。今後もこれを使用してワクワークを継続していきたいです!
本間理央
エリックさん、今回はありがとうございます。
これからも『もっとワクワークする世の中』に向けて私たちと一緒に、1人でもワクワークする人を増やしていきましょう!これからもよろしくお願いします!