この記事では、エンゲージメントカード事務局公認の認定ファシリテーターへ、エンゲージメントカードを利用して良かった点やエピソードなどをまとめています。
今回は、精神保健福祉士で精神科病院相談員をされている高橋光さんにお話を伺いました。
高橋 光 様 プロフィール
●精神科病院相談員
●精神保健福祉士
●認知行動コーチ
●3歳で軽度脳梗塞を経験
●浪人を2回経験し、大学中退・編入を経て現在の道へ
●出会った人の人生を、少しでも「楽しく」、「自由に」、「ワクワク」させていきたいです。
エンゲージメントカードを使ってありのままの自分を発見してみませんか。
エンゲージメントカードとの出会い
ーー エンゲージメントカードとの出会いのきっかけを教えていただけますか?
私がエンゲージメントカードを知ったのは、少し独特な経緯があったんです。元々カードゲームと自己分析が好きで、それぞれを楽しんでいました。それらを組み合わせたら、もっと楽しめるのではないかと思って調べてみたところ、エンゲージメントカードという存在を知りました。
ーー 購入する決め手は何だったのでしょうか?
購入のきっかけは、直感ですね。カードを見た瞬間、何か引き寄せられるような感覚がありました。特に色合いやデザインが心に響いて、これだと感じました。自己理解を深めるための新しいツールとして、すぐに購入を決めました。
エンゲージメントカードの活用経験
ーー 実際に使ってみて、どのような効果がありましたか?
エンゲージメントカードは非常にわかりやすく、自己理解や他者理解がスムーズに進むツールだと感じました。特に精神科の現場では、患者さん同士のコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、彼らが自分の価値観をより深く理解し、共有するきっかけになっています。
ーー 心に残っている出来事があれば、教えていただけますか?
ある患者さんが、エンゲージメントカードを使って自分の価値観を明確にできたことで、日常生活に少しずつ活力を取り戻していったんです。それまで気づけなかった喜びを感じる時間が増えていき、表情も明るく変わっていきました。特に、大谷翔平選手のニュースを楽しそうに話してくれるようになりました。
認定ファシリテーターとしての役割
ーー 認定ファシリテーターに登録した経緯をお聞かせください。
認定資格を持っていれば、より深くエンゲージメントカードを活用できると思ったのが理由です。特に大きな理由はなく、取れるなら取っておこうという気軽な気持ちで登録しました。
ーー 現在は、どのような活動をされていますか?
主に個別セッションを行っています。エンゲージメントカードを使って、参加者の自己理解を深めるサポートをしています。セッションを通じて、参加者が自分の価値観に気づき、前向きな気持ちになってくれることに、とてもやりがいを感じています。
ーー SNSでも、エンゲージメントカードを使った投稿をしてくださっていますね。
やっぱり、面白いものは広めたいという思いでやっています。それに、精神科の患者さんを増やしたくないという思いもあって。私は、エンゲージメントカードが予防的なケアにも役立つんじゃないかなと考えています。
ーー エンゲージメントカードが、精神科の予防的なケアに役立つのですか?
価値観が分かると、自分の思考や行動パターンが見えてきますよね。職場でストレスを感じたときも、自己判断の材料となります。どうすれば自分の特徴を生かしていけるか、そういう気づきにも繋がるんじゃないかなと。
エンゲージメントカードの特長
ーー 他のツールと比べて、エンゲージメントカードの強みは何だとお考えですか?
エンゲージメントカードの最大の特徴は、個人の価値観に直接アプローチできる点です。
他のツールが才能や行動パターンに注目するのに対して、エンゲージメントカードは内面的な価値観を掘り下げ、言語化します。これが長期的な自己成長の手助けになると感じています。
ーー 価値観の言語化が、自己成長に繋がると感じる理由を具体的に教えてください。
私は精神保健福祉士として働きながら、認知行動コーチングも行っていますが、特に大切にしているのが『リフレーミング』(※物事の捉え方を変える技法)です。
同じ状況でも、人によって捉え方が違うんですよね。ネガティブに捉えてしまっている部分をポジティブに変えていく、そういったアプローチを重視しています。
このプロセスにおいて、エンゲージメントカードは非常に役立つツールだと感じています。
カード選びと個人の価値観
ーー 高橋さんが今1枚選ぶとしたら、どのカードですか?
『遊び心』ですね。エンゲージメントカードを通じて、『遊び心』が自分にとってどれほど大切かに気づくことができました。これは、今まで発見できなかった自分の価値観でした。
ーー ご自身に変化はありましたか?
それまでは、仕事を真面目にこなすことばかりを考えていました。しかし、『遊び心』を意識することで、リラックスして仕事に向き合えるようになり、結果的に自分らしさを発揮できるようになりました。仕事や日常の中で、楽しさや柔軟性が生まれることを実感しています。
おすすめのシーンと対象者
ーー どのようなシーンで活用すると効果的でしょうか?
チームビルディングやキャリア開発のためのワークショップでも効果的だと思います。
遊び感覚で自己理解を深め、互いの価値観を理解し合うことで信頼関係が深まります。
ーー 特に、どんな人にエンゲージメントカードをおすすめしたいですか?
特に日常の中で自己を見失いがちな若い世代や、キャリアや人生に迷っている人、精神的な支援を必要とする人たちには、大きな助けになると思います。彼らが自分の価値観を整理し、前向きに歩むためのきっかけとなるからです。
精神科の現場で使っている経験からも、心のケアとしての有効性を感じています。
ーー貴重なお話をありがとうございました!引き続き、エンゲージメントカードをよろしくお願いいたします。
「一人ひとりが未来や可能性に胸ときめかせ、ワクワクしながら働ける”ワクワーク”な社会を創る」ことを私たちはミッションに掲げ、働きがいの高まる場を増やしていきたいと考えています。