こんにちは。トリプルバリューの本間です。
この記事では、エンゲージメントカードをプレイした方々にエンゲージメントカードを利用して良かった点やプレイしたエピソードなどをまとめています。
今回のインタビューは、マイキャリア代表でもあり、トリプルバリューCCO(最高キャリア開発責任者)の千葉裕子さんです!
本日はよろしくお願いします!
千葉裕子さん
トリプルバリューCCO(ちょっとキャリアにうるさいお姉さん)千葉裕子です。
よろしくお願いします!
千葉 裕子 さん プロフィール
・マイキャリア 代表
・株式会社トリプルバリュー
・Chief Career-development Officer
キャリア開発コンサルタントとして活動中。個別カウンセリングは6,000人以上、キャリアデザイン講座の受講者は2万人を超える。
1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)、キャリア・デベロップメント・アドバイザー、産業カウンセラー、MBA(経営学修士)
「価値観が大切な理由を知りたい!」「毎日テーマをもって、充実した日々を過ごしたい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみて下さい!
トリプルバリューにジョインしたきっかけ
本間理央
トリプルバリューにジョインしたきっかけについて教えてください。
千葉裕子さん
グロービス経営大学院の知人を通して山本龍太さん(㈱トリプルバリュー代表)がエンゲージメントカードを開発しクラウドファンディングをしていることを知り、購入したのが最初のトリプルバリューとの出会いです。その後、ジョインすることとなりました。
本間理央
エンゲージメントカードがきっかけでトリプルバリューにジョインされたのですね!
最初にエンゲージメントカードをプレイされたときのことを教えてください。
千葉裕子さん
そうですね。
最初にプレイしたのは、龍太さんが「エンゲージメントカードで自分の価値観を知ろう」と、大学院の仲間たちを誘ってくれたときでした。
その結果、非常に楽しく、このエンゲージメントカードを世に広める活動を一緒にしたいと申し出ました。
エンゲージメントカードの魅力
本間理央
エンゲージメントカードのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?
千葉裕子さん
「価値観カード」と呼ばれるものは数多くありますし、キャリアコンサルタントという立場でクライアントに使用する場面も多くあります。
その中でも、エンゲージメントカードは色やイラストが優しいので、自由に自分のことが考えられるところが素敵だと感じました。
本間理央
自由に自分のことが考えられるとは、どのような意味ですか?
千葉裕子さん
エンゲージメントカードの使い方は無限大で、どのようにも活用できるのです。
価値観カードに限らず、ツールには開発者が定めたルールが多くあるのですが、エンゲージメントカードは、ガイドラインのみで特に使い方のルールがないのです。開発者の龍太さんは常に開放的ですし、より良いものとなるように皆で創り上げていきたいという想いやその姿勢に共感しました。
本間理央
確かに、他の認定ファシリテーターの方も、提示しているルールだけでなく、自己流にプレイ方法を見つけている方が多い印象を受けますね…!
千葉裕子さん
それが、エンゲージメントカードの魅力だと感じています。
一緒に活動し始めた頃は、コロナ禍で緊急事態宣言が初めて発令されたこともあり、世の中がどうなるか分からない状態でした。仕事上のコミュニケーションには、慣れないオンラインを活用しなければならず、当時を振り返ると不安な気持ちもあったと思います。
世の中が変化し、孤独や不安もあるなかで、仲間とオンラインで「自分の大切なこと」や「夢」について、3時間以上語り合っていました。
本間理央
凄く白熱しましたね!
千葉裕子さん
自粛期間中にモヤモヤしていたものが、非常にスッキリした気持ちになり、救われたようでした。
自分の大切な価値観を知る
本間理央
現在は、エンゲージメントカードを発信する立場として活動してらっしゃいますが、エンゲージメントカードに対してどのような想いがありますか?
千葉裕子さん
私は研修のプログラムの一部として、自分のキャリアを考えていただくために、エンゲージメントカードを使用しています。
その際に、自分の性格、経験、能力、スキル、将来のビジョンなど、考えておきたいことはたくさんありますが、価値観はそれらの中心にあるものだと思っています。
自分らしく幸せに生きていくことは価値観を大切にすることだと思うので、自分の大切な価値観を分かっている状態でいることが非常に大事です。
本間理央
価値観を把握することは、なんとなく大事だとは分かっていたのですが、改めて価値観の重要性に気づかされたような気がします。
千葉裕子さん
ちなみに、本間さんが初めてエンゲージメントカードをプレイしたのはいつ頃ですか?
本間理央
私は元々、違うところで取材のインターンをしていました。
その際に、たまたま龍太さんにインタビューをすることになり、取材前にエンゲージメントカードを知っておこうということで、オンライン上でプレイしました。
千葉裕子さん
その時にカードは何が出ましたか?
本間理央
確か「好奇心」が出ました!
千葉裕子さん
本間さんにとって、「好奇心」の重要性はエンゲージメントカードをプレイする前から知っていましたか?それともプレイして、重要性を再確認した感じですか?
本間理央
後者ですね。高校時代、バイトが禁止で、思ったように自分の好きなバイトができず 、気になっていたバイトをメモしていました。
それから、大学生になって一気に始めたので、三つ同時に掛け持ちしている時期もありました。
ですから、エンゲージメントカードで好奇心というのが出てきに「そうだったんだ」と再確認しました。
千葉裕子さん
好奇心旺盛で、いろんなことを覗いてみたい気持ちを封印していたということですね。
エンゲージメントカードをプレイしてみて、自分が幸せに生きていくためには好奇心を大切にしていくのが良いと改めて分かったわけですが、それをきっかけに何か変わったことはありますか?
本間理央
改めて自分の価値観が好奇心だと分かったときに、 自分がちょっとでも気になったものはやってみようというモチベーションになりました。
インターン自体も最初、応募するときは大学2年生で初めてやる人はいるのかなという不安な気持ちもあったりしましたが、 エンゲージメントカードをプレイした後にトリプルバリューさんからお声をかけて頂いた時は、非常に嬉しかった上に、不安がありませんでした。
千葉裕子さん
そうです。このように、薄々と自分の価値観を感じている時はあまり行動に繋がらなかったり、この選択で合っているのか不安な気持ちを抱えたりしますが、本間さんのようにコアとなる価値観を再確認し、自分を認めることでブレーキを外して、チャレンジができる、アクセルが踏めるようになります。
本間理央
なるほど。確かに、認識していると自然と自分が選択したことに対する不安がなくなり、以前よりも自信が湧いてきたと思います。
千葉裕子さん
エンゲージメントカードをプレイすることで自分の価値観を認識し、その価値観を持っている自分のことが好きになると、様々な行動が起こせます。
大切なものに蓋をする人生ではなく、価値観を大切にすることで元気になります。
また、価値観は急に作られるものではなく、経験が作ります。
本間さんが、好奇心が旺盛だというのは、遡ってみると何が起源だと思いますか?
本間理央
そうですね、幼少期に戻りますが、 幼稚園ぐらいの時に2年ぐらい入院していたことがありました。
外の環境から遮断され、何も経験ができない期間がありましたが、両親が毎日色々なものを持ってきて私を喜ばそうとしてくれたので、そこまで入院生活が辛くなく、むしろ楽しかったことを覚えています。
今思えば、部屋には何もない状態だからこそ、持ってくるものに対する好奇心が自然と高くなり、今の私につながるのかなと思います。
千葉裕子さん
そうだったんですね。
幼い頃、外で遊ぶことができなかった半面、親御さんは少しでも楽しいことをさせてあげたいという気持ちから、次々とおもちゃを持ってきてくれたんですね。
それに対して興味を持って、遊んでみたら楽しかったとか興味がわいたという経験をされたということですね。
実は、人間は価値観の原点が分かった時、凄く力が出ます。
入院という閉鎖的で辛い中、楽しい事を見つけたという経験が、コロナ禍でも大学に行けず、制限された中でも自分次第でやれることがいっぱいあるはずと行動に移せているのは、その影響かもしれませんね。
本間理央
確かに…!過去の経験が今に繋がっているということですね!そう考えると、両親には本当に感謝しかないですね。
千葉裕子さん
自分のやりたいことを優先した結果、大阪の企業でインターンをするなんて、好奇心と勇気とバイタリティを持っている証拠ですね。
過去の本間さんが成功体験を積んで、好奇心を持って色々なことにチャレンジすれば、絶対楽しくなるんだと思っているから行動出来ていると思います。
このようなことをお話ししながら言葉にできるようになると、これからの学生生活ももっともっと好奇心をもっていろんなことを見ていこうとなりますし、 就職活動でも自分にとって働きながらワクワクできるような会社と出会えることができます。
本間理央
いつのまにか私の就活相談になっていて、びっくりしました(笑)
私の体験を通して、自分の価値観を知ることの重要性がよくわかりました。
エンゲージメントカードをオススメしたい人
本間理央
エンゲージメントカードをどんな人にオススメしたいですか?
千葉裕子さん
自分のことを後回しにしてきた人たち。
特に日本人は、何のために頑張っているか分からない人や、迷惑をかけないように、みんなのために頑張る人、誰かの期待に答えようとする人がたくさんいます。
誰かの役に立ちたいと思うことは非常に良いことですが、私は全てにおいて自分の意思を優先させるべきだと思っています。それこそが、主体性ですから。
本間理央
確かに、自分のことを優先せずに我慢している方が多いイメージがありますね。
千葉裕子さん
自分が何をしたいか分かっていて、自分の強みや個性、目標などを明確に理解しているから、周りの人のために働くことができ、役に立てるので、絶対に自分を優先すべきだなと思っています。
今度、女性の方が多く参加される講座でエンゲージメントカードを使ったワークを開催する予定です。参加される方の中には、子育てをしながらお仕事を続けている方もいらっしゃいます。
仕事と家庭と育児となると、どうしても自分のことは後回しになってしまうので、自分自身と向き合っていただきたいと思います。
本間理央
特に働くママは自分の時間を確保できていないように思います。
そんな方にこそ、エンゲージメントカードを利用して欲しいですね。
エンゲージメントカードと自分らしさ
本間理央
今後、このエンゲージメントカードを通じてどのような自分になっていきたいですか?
千葉裕子さん
私は自分らしく生きることを大切にしています。
「自分らしさ」というのは、過去の経験によって自分が作ってきたものでもあります。
ですから、誰しも、まだ踏み入れていない世界があると思うのです。
私は、その世界に踏み入れるために、あえて自分では選ばないプレッシャーになるようなカードを選びます。
例えば【リーダーシップ】というカードを選んだ時に、リーダーシップを発揮するためにはどうすれば良いのかを考えて行動します。
こうして挑戦できるのは、最初に選んだ大切にしたい7枚の価値観のカードが根底にあるからです。
本間理央
まさしく「自分らしさを超える」ということですね。
千葉裕子さん
ここに選んだ7枚のカードは既に私の中にあるものなので、大切にできているという証拠です。もしここから出てみて、疲れてしまったり、しんどくなったりすれば、この7枚のカードに戻ってくれば良いのです。
本間理央
本拠地のような形ですね。
千葉裕子さん
そうですね。
ホームグラウンドのように、ここに戻ってくれば元気になれると分かっているので、あえて違うものを取り揃えて行動していきます。
価値観は判断の軸と呼ばれています。
軸がなく、あれもこれもやり散らかすとあまり結果に繋がらないし、すごいダメージを受けます。
軸が分かっている状態だから、そこにしっかりウエイトを置いた上でチャレンジできるのだと思います。
本間理央
エンゲージメントカードにそのような使い方があるとは思いませんでした!
千葉裕子さん
私は全カードを制覇しようと思っています(笑)
本間理央
すごいですね!私もちょっとやってみたいなと思いました。
では、今一枚選ぶとしたらどのようなカードを選びますか?
千葉裕子さん
多様性です。
現在、100人のグループのチームリーダーをしています。
このメンバーは本当にダイバーシティで、年齢も性別も勤め先も違う方々が集まっています。この多様性を型にはめず、良い方向にもっていけるか否かは、リーダーシップが求められることでしょう。
指示をすると画一的になってしまうし、自由にしてしまうと収拾がつかなくなってしまうかもしれない。非常に難しいですが、この【多様性】を活かしたチームを作り上げていきたいなと考えています。
本間理央
千葉さんのチャレンジしていく姿が、「自分らしさを越えてゆけ」という言葉そのものだと感じました。
今回はありがとうございます。
これからも『もっとワクワークする世の中』に向けて私たちと一緒に、1人でもワクワークする人を増やしていきましょう!これからもよろしくお願いします!