認定ファシリテーター

「ワクワーク」を広げる、エンゲージメントカードの魅力ー認定ファシリテーター越田様へインタビュー

この記事では、エンゲージメントカード事務局公認の認定ファシリテーターの皆さんに、実際にカードを使って感じたことや、印象に残っているエピソードを伺っています。
今回は、株式会社青森みちのく銀行監査部に所属する越田様にお話を伺いました。

越田さんのプロフィール

越田健一様 プロフィール

●株式会社青森みちのく銀行 
●中小企業診断士 
●公認内部監査人(CIA)
●産業カウンセラー       
●ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー            ●自己組織化チーミング手法「SOUNDメソッド」SOUNDコーチ

――越田さんのプロフィールと現在のご職業

越田さんは青森みちのく銀行に勤め、現在は監査部に所属。30歳の頃、組合の業務を担当するなかで、組織開発や職場の風土改革に取り組む様々な業種の方と知り合いました。そして、異業種や地域とのつながりを通して、「ワクワーク=仕事に楽しんで元気に取り組む」という価値観に強く惹かれたそうです。銀行業界のみならず広く世の中に「ワクワーク」を広げてゆくための様々な活動を約25年続けています。

――導入のきっかけ——エンゲージメントカードとの出会い

かつて価値観カードを使った体験があった越田さんは、その有効性を実感していましたが、学ぶ場が東京に限られており、遠方のため断念した経験がありました。そんな中、偶然オンラインで学べるエンゲージメントカードに出会い、遠隔での学習と現場での実践が可能だと感じて導入しました。現在では、青森県内の企業を対象としてワークショップや部下との1on1面談、家庭や就職活動中の子どもとの会話など幅広いシーンで「お互いの価値観を分かち合い、自分を見つめなおす」体験に活かしています。

実際に使ってわかった、手応えと他社との違い


――エンゲージメントカードを活用して感じた効果

 「話したいことはある?」と聞いて始める部下との1on1面談では、業務の話に終始してしまうことが多くありました。特に、Will-Can-Mustのフレームワークでキャリアについての面談を行うと、Willの部分を踏み込んで考える時間が足りないと感じました。そこで、エンゲージメントカードを活用し、お互いに自身を深掘りすることを提案したそうです。エンゲージメントカードを使うと、普段は口にしにくい本音や大切にしている価値観が自然に引き出されるようになりました。対話を終えた後に「さっぱりした」と語る部下の表情を見て、※フェルトセンスの言語化を実感できたことは大きな発見だったといいます。

※フェルトセンス…言葉やイメージで明確に表現できない、心に浮かんだ事柄に対する漠然とした身体感覚…

――他社ツールと比べて感じた「エンゲージメントカード」の強み

越田さんは、エンゲージメントカードの強みとして「絶妙な枚数」「デザインや色、手触りの良さ」「どの場面でも一定の深さの対話を引き出せる均一性」があるとお話しくださいました。
また、対象者に応じて価値観の単語の説明がある「エンゲージメントカードプラス」と説明なしの「エンゲージメントカードプロ」を使い分けられる点も魅力で、年齢層や経験値に合わせて負荷を調整できることが活用の幅を広げています。
さらに、現場の声を受けて新しいカード・価値観が追加されてゆく、今まで見えていなかった部分にスポットを当てる姿勢も利用者にとって嬉しい進化だと語ってくださいました。

ファシリテーターとしての一歩

――認定ファシリテーターになった背景、講座を通じて身についたスキル

地域の方々に越田さんの活動を広く知ってもらいたい、エンゲージメントカードを多くの人に活用してもらいたいという思いがありました。また、自分が大切にしてきた「ワクワーク」という価値観とエンゲージメントカードの理念が一致していると確信し、認定ファシリテーターの資格を取得。

認定講座を受講したことで、問いの引き出しが格段に増え、1on1面談や企業研修の場で、アイスブレイクから価値観の共有、組織課題への展開までをスムーズにつなげられるようになったと話してくださいました。

エンゲージメントカードに関する印象深いエピソード

――「心に残る瞬間」

ある企業研修で、上司と部下の関係がこじれて不満が渦巻く職場がありました。研修初日は険しい空気に包まれていましたが、エンゲージメントカードを使った「他者から見た自分」というワークを実施すると、部下側が照れながらも相手からのフィードバックを受け取る場面が生まれました。特に発言力が強く、普段は不満を多く口にしていた人が前向きな姿勢に変わったことは大きな転機となり、その後の研修全体がスムーズに進行したそうです。

今、選ぶ一枚と、届けたい人たちへ

――今の気持ちに響く「一枚」は?

越田さんが今選ぶ一枚は「志」です。若い頃から学びと実践を通して志を立てることの大切さを実感し、人生と仕事の軸に据えてきました。息子の名前にも「志」を込めるほど大切にしており、今後もライフワークとして掲げ続けたいとお話しくださいました。

――このカードを届けたいと思う相手とは

越田さんは、まず銀行員の中でも、特に全国の地域金融機関で働く人々に届けたいと考えていらっしゃいました。数字だけでなく、人とのコミュニケーションこそが組織を元気にする――その実感を共有してほしいからです。                      また、50代以降のシニア世代には「まだ遅くない」と伝えたいと語り、さらに、すべての働く人に対しても、自分の大切な価値観を言葉にし、仲間と共有することで、安心感と前に進む力を得てほしいと願っていらっしゃいました。

インタビュワーより

素敵なお話をありがとうございました!これからも、お互い「ワクワーク」を広げる活動に邁進していきましょう。エンゲージメントカードを宜しくお願いします。

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