認定ファシリテーター

幅広い世代へ『自分との対話』を自然に促すカードの力ー認定ファシリテーター矢代様へインタビュー

この記事では、エンゲージメントカード事務局公認の認定ファシリテーターの皆さんに、実際にカードを使って感じたことや、印象に残っているエピソードを伺っています。
今回は、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の矢代様にお話を伺いました。

矢代さんのプロフィールとエンゲージメントカードの魅力

矢代大志様 プロフィール

●CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
●国家資格キャリアコンサルタント
●健康経営エキスパートアドバイザー●コーヒーインストラクター2級

●和み彩香認定カラーボトルカウンセラー

◆企業・定時制高校・職業訓練校にてキャリアカウンセリングを実施

――矢代さんのプロフィールと現在のご職業

矢代さんは、ITの仕事と兼業で職業訓練校や高等学校、企業を対象としたキャリアカウンセラーの仕事に携わり、今年で7年目を迎えます。もともとIT系の営業職に就いていた頃、現場で多くの仲間が派遣の人事評価に悩む声を聞き、「もっと人の話を聞き、力になりたい」という想いから、キャリアカウンセリングの道を志しました。キャリアカウンセラーとして、自分との対話を大切にしながら、自身の価値観を軸に前向きな未来へ進んでいけるようサポートしています。同時に自らも日々学びを深め、実践を重ねています。

――エンゲージメントカードとの出会いと、導入のきっかけ

そんな矢代さんがエンゲージメントカードに出会ったのは、キャリアカウンセラーの勉強会でした。知人に紹介され、実際にエンゲージメントカードを体験したことで、「これはいいな!」とその良さを実感し、すぐにキャリアカウンセリングの仕事で活用をはじめました。

――なぜエンゲージメントカードを選んだのか

他の教材やツールも所持する中で、特に矢代さんにとって決め手となったのが、エンゲージメントカードの持つ「自分自身との対話を自然に引き出す力」です。高校生などの若い世代から大人まで、楽しみながら自分のカード選択・その理由を自分の言葉で語れる設計に惹かれたそうです。

そして、矢代さんがこのカードの最も好きだと思うところは、「取るたびに自分と相談し、捨てるたびに自分と相談する」ところであり、それこそが、エンゲージメントカードの最大の魅力と考えていると話してくださいました。

現場で実感した、エンゲージメントカードの力


――現場での活用方法──どのように使っているか

 定時制高校の授業のなかに、キャリアに関する授業があり、そこで矢代さんがエンゲージメントカードを高校生と一緒に取り組んでみた結果、「面白い!」とその効果を実感したそうです。従来の○×式のキャリアワークシートに比べて意見交換が活発になり、就職面接が解禁される前の実践的な練習としても役立ったと話してくれました。授業では、自分の大切にしているカードを通常7枚選択するところ、あえてより簡略に5枚にしてみたり、悩んでいる学生に対して「どこで悩んでいるの?」など先生も一緒に対話しながら活用することで、学生自身が自分の価値観を自分の言葉で話すよい練習になったそうです。

――心に残るエピソード

ある授業では、カードの選択に迷う学生がいました。理由を尋ねると、「”成長”と”躍動的な(ワクワクする)人生”って一緒の意味でしょ?」と、全く異なるワードを同じ価値観として捉えていたのです。また、選んだカードを発表する際に「順番をつけてみよう」と促したところ、「全部1番です!」という答えが返ってきました。矢代さんは、高校生ならではのユニークな発送に驚かされたといいます。

また、矢代さんが個人的に営む喫茶店で、エンゲージメントカードのイベントを開いたときのこと。参加した高校生が、ずっと「プライバシー」のカードを自分の前に伏せて置いていました。その理由を尋ねると、「誰にも知られたくないプライバシーがある」と答えてくれたのです。その言葉を聞き、矢代さんはカードを選ぶことの重みや、一枚のカードが映し出す一人ひとりの人生を実感し、コミュニケーションツールとしての力を改めて感じたといいます。 別の企業の社員合宿では、「会社が一方的に年間目標を決めるのではなく、社員一人ひとりが自分で目標を設定し進めてほしい」という要望を受け、研修にエンゲージメントカードを活用しました。その結果、狙いどおりの効果が得られ、参加者からは「ぜひまたあのカードの研修を受けたい」とリクエストが寄せられたそうです。

ファシリテーターとしての一歩

――認定ファシリテーター登録の背景

矢代さんが認定ファシリテーターに登録したのは、カードをもっと専門的に活用し、その価値を広く届けたいと考えたからでした。自由に使える一方で、他の人の活用方法を知ることで、自らの活動の幅を広げられると感じたといいます。

――講座で得たもの

矢代さんは、 認定ファシリテーター講座の受講で多くの資料を得ることができて、本当に受けてよかったと話してくださいました。特にエンゲージメントカードを作った意図や、選択するカードが7枚である理由などを知ることができ、よりカードに対する理解が深まったそうです。また、講座は1回きりではないため、色々な経歴のファシリテーターとの出会いとその人ごとのカードの活用方法を知ることができるのも大きな財産だと矢代さんは語ります。実践の中で学びを共有し合える関係が、自身の挑戦を後押ししているそうです。今後も認定ファシリテーターを自身の周囲にお勧めし、増やしたいという嬉しい言葉もいただきました。

いま選ぶ一枚と、エンゲージメントカードを届けたい人たちへ

――いま自分が選ぶ一枚は?

矢代さんが選ぶのは、「経験」と「成長」。キャリアカウンセラーとして、いくつになっても人は成長できると信じています。様々なことを経験し、その経験を受け入れることがその人にとっての成長につながると考えているそうです。

――エンゲージメントカードを、誰に届けたいですか?

「自分と対話する」ことができるエンゲージメントカードを、幅広い世代、職種の人に使ってほしいと話してくれました。

インタビュワーより

素敵なお話をありがとうございました!これからも、エンゲージメントカードを宜しくお願いします。

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