認定ファシリテーター

現場で実感するエンゲージメントカードの力──キャリアカウンセリング研究所代表・麻野さんへインタビュー

この記事では、エンゲージメントカード事務局公認の認定ファシリテーターの皆さんに、実際にカードを使って感じたことや、印象に残っているエピソードを伺っています。
今回は、キャリアカウンセリング研究所 代表の麻野様にお話を伺いました。

プロフィールとキャリア

麻野由佳様 プロフィール

●キャリアカウンセリング研究所 代表
●リラクゼーションスペース風佳FU-KA 代表
●株式会社ビジネスプラスサポート 人財育成プロデューサー

◆1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)、キャリア・ディベロップメント・アドバイザー、ヒプノセラピスト

エンゲージメントカードとの出会い

――麻野さんのプロフィール

キャリアコンサルタントとして20年近く、またセラピストとしても長く活動してきた麻野さん。個別の悩みに丁寧に寄り添ってきた中で、「個人が変わっても、組織が変わらなければ、同じ課題が繰り返される」という実感を持つようになります。そこで、自身のスキルを「個人」から「組織」へと広げる必要性を感じ、組織開発の分野にも携わるようになりました。

――エンゲージメントカード導入のきっかけとその強み

もともとカードツールが大好きで、100種類以上のカードを使いこなす麻野さん。そんな中、知人の紹介でエンゲージメントカードに出会い、第一印象から「これ、好き!」と強く惹かれたと言います。再就職支援の職業訓練校や企業研修の場で、自己発見やチームビルディングに使えるツールを探していた麻野さんにとって、ぴったりの出会いでした。

麻野さんが数あるカードのなかでエンゲージメントカードを選んだ決め手は、2つ。

1つ目は、「シンプルで使いやすく、誰にとっても受け入れられるデザイン」であること。ビジュアルや文章に偏りがないため、使用する相手の好みに左右されにくい点が、他のツールとの大きな違いでした。

2つ目は、「言語化しやすいツール」であること。自身の強みや将来のビジョンを語る上で、カードを活用することでスムーズに言語化できる点が、キャリア支援の現場に最適だと感じたそうです。

現場で実感した、エンゲージメントカードの力


「真剣だけど深刻にならない」

それが、エンゲージメントカードを使ったときの場の空気だと麻野さんは語ります。職業訓練校や企業研修の現場では、自己肯定感が低く、言語化が苦手な受講者もなかにはいます。そんな人でも、カードを使うことで自然に自己開示が進み、自己理解が深まっていく様子に何度も立ち会い、エンゲージメントカードの効果を強く感じたそうです。

――現場では実際にどのように使っているか

職業訓練校では、主に5人程度のグループで行う自己分析のワークの中で活用。選んだカードをもとに企業に対するアピールポイントを言語化し、それを応募書類づくりに活かしているそうです。

 また、企業研修では、チームビルディングやチーム内での価値観の共有を目的に活用。ある企業研修では、普段から顔を合わせているメンバー同士が、エンゲージメントカードを使ったワークをきっかけに「こんな一面があったんだ」と新たな発見をし、チームの一体感が一気に高まったといいます。受講者から「新しい自分を見つけられた」といった声が多く寄せられ、麻野さん自身も「やってよかった」と実感する場面が何度もあったそうです。

他にも、1on1面談やセラピーの場でも対話の導入や自己理解を深めるきっかけとして柔軟に使っていると語ってくれました。

講座を受けてはじまる、ファシリテーターとしての一歩

――講座を受けて得た学び

企業向け研修でエンゲージメントカードを活用するにあたり受講したファシリテーターの講座では、「自分が思っていなかった使い方」や「他の人の実践アイデア」など、実際にカードを使っている者同士の対話から多くのヒントを得られたと話します。参加者同士が交流し、それぞれの経験を分かち合うことで、現場での応用力やレパートリーの幅を広げてくれる貴重な学びの場となったようです。エンゲージメントカードの使い方を一人で学び一人で実践するより、講座を通じて多くの人と意見交換しながら学ぶ方がより効果的でわかりやすいと語ってくださいました。

いま選ぶ一枚と、エンゲージメントカードを届けたい人たちへ

――いま自分が選ぶ一枚は?

麻野さんがいま選ぶ一枚は、「ウェルビーイング」。常に「現状維持ではなく、よりよい方向へ進みたい」という思いを大切にしている麻野さんにとって、このカードは原点であり、常に傍にある1枚だと語ってくれました。

――どんな人達にエンゲージメントカードを届けたいですか?

「自分自身に楽しみながら向き合いたい人。」

まず1人でカードにじっくり取り組むのもよし、誰かとの対話の中で自分を見つけていくのもよし。特に、自分を表現することに苦手意識のある人こそ、気軽に一歩を踏み出せるツールとして、エンゲージメントカードは有効だと語ってくださいました。

インタビュワーより

ありがとうございました!「自分を知り、ひとと繋がる」体験に有効なツールとして、これからもエンゲージメントカードを多くのひとに届けていきたいと思います。

エンゲージメント向上・人材育成などのご相談はトリプルバリューへ!

「一人ひとりが未来や可能性に胸ときめかせ、ワクワクしながら働ける”ワクワーク”な社会を創る」ことを私たちはミッションに掲げ、働きがいの高まる場を増やしていきたいと考えています。

資料ダウンロードお問い合わせ